プロジェクトメンバー 座談会

株式会社ecbeing座談会

JR東日本旅客鉄道株式会社様
ECサイト構築プロジェクト

日本有数の大手企業とタッグを組んで、新たな価値を発信する。

JR東日本旅客鉄道株式会社様(以下:JR東日本様)のECサイト『ネットでエキナカ』。JR東日本グループが展開している駅ビル内店舗の商品を取り扱う大規模ECサイトだ。ユーザーは、注文した商品を、自宅で受け取るだけではなく駅構内の店舗で受け取ることも可能。この大規模オムニチャネルを成功に導いた実績が評価され、同社様とのお取引は大きく拡大を遂げていった。

MEMBER PROFILE

  • 制作
    担当

    鹿田 慎之介

    2011年に中途入社。約5年で部長代理に就任。現在は新規案件の構築・運用をメインに活躍しています。趣味はゴルフ!休日もゴルフ!家でゆっくり過ごす事も多いです。

  • 開発
    担当

    井上 英樹

    2005年に入社。現在は上席部長として開発部のマネジメント業務、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトの遂行、新規案件や既存顧客向けの提案活動をしています。趣味はプロ野球観戦、ダーツ、バンド活動、水泳などこちらもアクティブに活動中。休日は家族で出かけたりお子さんと遊んだりととても充実しています。

  • インフラ
    担当

    瀬川 浩之

    2007年に中途入社。現在は部長としてマネジメント・技術責任者として活躍しています。趣味はゲームとみんなで集まってお酒を飲むこと。休日は4歳になる娘さんと公園で遊ぶこちらもイクメンです。

  • 営業
    担当

    大久保 洋

    2014年に中途入社し、早くも部長職に就任。現在は中規模・大規模ECサイト構築の立ち上げやリニューアルに関する提案をメインに手がけています。趣味はサーフィンと日本酒を楽しむこと。休日は海に出かけてお子さんと過ごしてリフレッシュしています。

Section 1他には真似のできない技術力を武器に。

  • 大久保
    (営業担当)

    JR東日本様様とは、『ネットでエキナカ』以前にもお付き合いをさせていただいたことがあって。その実績もあり、2014年の9月頃に『ネットでエキナカ』の構想が持ち上がった際に、当社にお問い合わせをいただけたんです。早速先方に詳細をお伺いしたところ、大きく2つのポイントが浮かび上がってきました。

  • 『納期』と『セキュリティ基準』だね。

    井上
    (開発担当)
  • 大久保
    (営業担当)

    そう。納期については、クリスマス商戦に間に合わせたいということで、12月のオープンを希望されていました。もうひとつのセキュリティ基準については、かなり高度なものを求められていて、社に持ち帰ってすぐ、瀬川さんに相談に乗ってもらったんです。

  • どんなECサイトにおいてもセキュリティは最重要課題のひとつだけど、JR東日本様のセキュリティ基準というのは、他の事例と比べても群を抜いてシビアなものだった。クリアしなければならない項目も群を抜いて多く、その基準も高くて…。

    瀬川
    (インフラ担当)
  • 大久保
    (営業担当)

    でも、そこをクリアしなければ受注に至らない。並大抵のことではありませんでしたが、瀬川さんに力を尽くしてもらったおかげで、なんとかセキュリティ基準を満たすことができて、胸を張って先方にご提案することができました。

  • あのセキュリティ基準をクリアできる会社は、うちくらいしかなかったんじゃない?

    鹿田
    (制作担当)
  • 大久保
    (営業担当)

    そう聞いています。ある程度の予算感の中で、短納期に対応しながら、先方の求める基準を満たすことができるのは、当社以外になかったんです。それが決め手になって、受注が決定。正式にプロジェクトを立ち上げることになりました。

Section 2社内外、多くの人々が一丸となって。

  • 瀬川
    (インフラ担当)

    そこからが、井上くん&鹿田さんの出番だね。短納期に対応しつつ、一定以上のクオリティを追求していく…、開発部門と制作部門の力量が試される場面というわけだ。

  • 僕たち開発部門は、まず、開発上の要件定義を行っていった。限られた時間の中で最善を尽くすために、まずは先方が実現したいことをヒアリングし、優先順位の高いものを洗い出して、やるべきことを絞り込んでいった。自社パッケージ『ecbeing』の機能をできるだけそのまま活かして、カスタマイズをいかに最小限に抑えるかというのが最大のポイントだったね。『ecbeing』という製品そのものが優れていたからこそ、シビアな条件をクリアできたと言える。

    井上
    (開発担当)
  • 鹿田
    (制作担当)

    制作担当である僕のところでは、デザインの要件定義からスタートした。まずは先方とECサイトの目的やターゲットを握り合い、デザインのコンセプトを固めていったんだ。制作にあたっては、最低限必要なページはどれかを押さえながら、最短ルートを探っていった。

  • 1からデザインするにあたって、納期に関する不安はなかったんですか?

    瀬川
    (インフラ担当)
  • 鹿田
    (制作担当)

    厳しいスケジュールだけど、なんとかなると踏んでいたんだよね。営業である大久保さんが、事前に先方と擦り合わせてくれていたおかげで、「限られた時間の中で、最善を尽くしましょう」というコンセンサスがしっかり取れていたんだ。おかげですごく進めやすかったよ。

  • そう言ってもらえると嬉しいなあ。みんなに作業を進めてもらっている間、営業サイドとしては契約関係をまとめるなど、様々なハードルをクリアしていきました。今日ここにはいないけど、法務部門をはじめとするバックオフィスのメンバーにも、めちゃめちゃ助けてもらったんですよ。

    大久保
    (営業担当)
  • 瀬川
    (インフラ担当)

    その頃、僕のほうでは、井上くんたち開発部門とスケジュールを擦り合わせて構築環境を整えるという業務から着手していた。その後、最初に固めたセキュリティ基準を満たすためのインフラ構築に取り組んでいったんだ。

  • お客様にも、ものすごく協力していただいたんですよね。『ネットでエキナカ』JR東日本様が展開している駅ビル内店舗の商品を取り扱う大規模オムニチャネル。出店するエキナカ店舗の事業者様に商品写真を準備していただき、サイト上に商品を登録していくという作業は、お客様に行っていただかなくてはならないんです。

    大久保
    (営業担当)
  • 鹿田
    (制作担当)

    無事にオープンの日を迎えられた時は、本当に感慨深かったね。

  • お客様も社内のメンバーも一丸となってがんばった結果、全く新しいECサイトを世の中に送り出すことができた…。このプロジェクトの成功は、僕たちにとって大きな財産になりましたよね。

    瀬川
    (インフラ担当)

Section 3お客様とともに、事業を動かし育てていく醍醐味。

  • 大久保
    (営業担当)

    ECサイトのオープン後は、営業ではなく、開発部門のプロジェクトマネージャーが前線に立ち、その後の運用やサイトの改修などに携わっていくのが当社流。オープンしてからは、井上さんがプロジェクトマネージャーとして、JR東日本様との関係性を深めていってくれたんですよね。

  • 納品しておしまいではなく、ともに事業を動かし育ててていくパートナーとして、継続的にお客様と歩んでいくのが僕たちのスタンスだからね。月に1度は、お客様先に出向いて、サイトの売上状況や今後の目標などを共有し、次の施策などを立案するための定例会も開催していったんだ。

    井上
    (開発担当)
  • 鹿田
    (制作担当)

    井上くんたち開発部門は、スポット的な機能改修などを行いながら、サイトをブラッシュアップしていく。僕たち制作部門も、特集ページのデザインやトップページのバナーの制作を通じて、お客様と関わり続けていく。こんなふうにお客様と長くお付き合いを重ねていけるのは、当社ならではのやりがいのひとつだね。

  • そうしてつくりあげてきた信頼関係が、新たなプロジェクトに結び付いたんだね。

    瀬川
    (インフラ担当)
  • 井上
    (開発担当)

    うん。『ネットでエキナカ』のオープンから2年が経った2017年2月に、新規ショッピングモールの立ち上げに関するご相談をいただいたんだ。

  • そうなると再び営業の出番! 井上さんと一緒に先方にお伺いして、新たなチャレンジが始まったんです。

    大久保
    (営業担当)
  • 井上
    (開発担当)

    JR東日本様が運営し、JR東日本様のグループ会社様が出店するショッピングモールサイトの立ち上げという大規模プロジェクト。お話をいただけた時には、嬉しかったね。2年間、僕たちが築き上げてきた実績を評価していただけたというのはもちろん大きかったと思うけれど、『ネットでエキナカ』の時に瀬川くんが苦労してクリアしてくれたセキュリティ基準が、ここでもモノを言ったんだ。

  • そう言ってもらえると、苦労した甲斐があったよ(笑)。

    瀬川
    (インフラ担当)

Section 42018年3月、さらなるプロジェクトが結実する。

  • 大久保
    (営業担当)

    今回は、既に井上さんとお客様との間に信頼関係が構築されていたから、営業である僕の役割はシンプルなものでしたね。いわばプロジェクトの『事務局』のような立ち位置で、お見積書の作成や契約関係の業務などを粛々と進めていきました。

  • 大久保くんとともにお客様と擦り合わせていき、費用感などがまとまったのが4月くらい。そこから、再び鹿田さん瀬川さんに加わってもらって、プロジェクトがスタートしました。

    井上
    (開発担当)
  • 鹿田
    (制作担当)

    今回は、デザインの実制作はJR東日本様内の制作会社様が行って、僕たちはコーディングの部分を担当することになりました。『ecbeing』というパッケージについての資料を作成したり、アドバイスを行ったりしながら、制作会社様をバックアップしていきました。

  • 僕のほうでは、今回はセキュリティ基準については既に確立されているから、滑り出しの苦労はほとんどなかったね。忙しくなるのは、オープン直前になってからだから。

    瀬川
    (インフラ担当)
  • 井上
    (開発担当)

    今回は、サイト全体を“HTTPS”で用意するというのが大きなポイント。瀬川くんたちの手腕に期待しているよ!

  • 了解です(笑)。緊張感を持って取り組んでいきます。

    瀬川
    (インフラ担当)
  • 大久保
    (営業担当)

    こうして振り返ってつくづく思うけれど、JR東日本様ほどの大企業と直接やりとりを重ね、一緒にビジネスに取り組んでいけるのは、当社ならではのことですね。

  • 自分たちが手掛けた仕事がたくさんのユーザーの目に触れるというのは、やっぱりこの上ないやりがいのひとつ。これからも一丸となって、JR東日本様のビジネスに貢献し続けていきたいね。

    鹿田
    (制作担当)
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